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ストーリー

31歳で独立して、数々の経営の失敗を乗り越えて13年。居酒屋を経営しております。店舗数は3店舗。

経営がようやく軌道に乗り始めた。しかし、そんな時は長くは続かなかった。

今でも忘れない2020年1月
今まで積み上げてきたものすべてが崩れ落ちた。

新型コロナによって、世の中がパニックになった。コロナが世界中に猛威を振るい我が社の経営は破綻した。
会社の銀行口座からどんどん現金がなくなっていく。
銀行から借りた何千万と言うお金があっという間に消えてしまった。

コロナはもう終わる、まだ終わらない。早く終わってくれ。
そんな希望と絶望感を何度も繰り返した。

本当に苦しい時間が長く続いた。

そんなある日ふと頭をよぎった、今動かなければ終わる。
俺の積み上げてきた13年間が消えて無くなってしまう。

どうせ終わるなら、
楽しもう。

好きなことをやる。

カレー屋を開業する。

場所はどこでもいい。

ただ漠然と心から何も考えずにカレー作りに没頭したかった。

守らなければいけない家族、社員のことばかりずっと考えて頭がおかしくなっていた。

カレー屋を始める。と言うていのいい言い訳で、現実逃避したかったっていうのが正直なところだった。

勿論居酒屋の営業は緊急事態宣言で営業すらできない。

なぜカレーなのか?

子供の頃からカレーが好きで、いろんなカレーを食べ続けた、大人になってからも好きな食べ物は「カレー」

料理の世界へ片足を突っ込んだ時から、将来はカレー屋とバーを経営する。
漠然にだがそう思っていた。

2020年6月

今しかない。閃きと直感を信じて
カウンター10席のカレー屋を作った。店の看板も出来上がり。あとはオープンするだけ。

選んだスープカレー 店名は「ヨコハマスープカレーb」

しかし、何かがしっくりこない。

気分が乗らない。オープンを延期した。

もっとカレーを追求したい。

1年半とにかくカレーを食べ歩き、作り、試食をしてもらい意見を聞いて改良を重ねた。

お陰様で体重も8k増えた。

そんな日々を繰り返しようやく準備は整った。

カレー屋を始めよう。
2022年9月7日をオープン日に決めた。

探さなければ見つからない場所
一見のお客さんはまず誰も入ってこないような場所。非常階段から2階に上がって店に入る。

このロケーションはかなり厳しい。でもワクワクする。

この非常階段を
ランチの時間に行列を作る。

これが俺の目標だ。

野毛という街は会社も少ない、ランチ需要なんてほぼない。

どうやってお客様にお店を知ってもらうか。
これが本当に難しい。
でもここでやりたい。

楽な道はたくさんある。
ランチ需要があって、路面でとりあえずカレー食べよう、それだけで商売が成り立ってしまう場所ではつまらない。
わざわざカレーを食べるためにお客さんが足を運ぶ店を俺は作る。

そのためにはとことん尖ったカレーを作らなければいけない。

他では食べれないカレーを俺は作る。そう心に誓ったはずなのに。

またしてもやってしまった。

お客様の評価が気になっておきにいったカレーをまた作ってしまった。気の弱い自分が本当に嫌になる。

私のカレー道は
まだ始まったばかり。

お客さんが来ない。不安がよぎる
でも味には自信がある。必ずこのカレーは世の中に評価される。

お客さんが来るまで待ち続けるだけではダメだ。情報をどんどん発信していかなければ、埋もれてしまう。慣れない、下手くそなsnsを始めてみた。

そんな日々の奮闘と葛藤の中
ようやく第1章が始まった。

料理の経験、カレーを食べた実績、味覚はかなり鋭い方だと思う。自分のセンスと味を信じてカレー道を突き進む。

近い将来。必ずこの店をカレーマニアが度肝を抜かすような横浜で一番のカレー屋にする
そんな思いを込めて店名は
カレーマニア045 横浜から全国へ発信するカレーを俺は作るんだと決意しました。

オーブンから1ヶ月が過ぎやはり大苦戦。でもこれでいい。
最初から上手くいったらつまらない。これでいいのだ。これから日々自分の思いをカレーに込めて。新しいカレーを作り続ける。
カレーマニアのカレーが人々の心に届き、カレーを食べたい人がお店に押し寄せてくる。お客様が非常階段に列を作る。そんな日が必ず来ると俺は信じている。

今日もカレー道は続く

よろしくお願いします。